朝まで生テレビ 

 テーマは『“日米同盟”は本当に必要か▽国益とは何?』

 だが、ここで何回も指摘してるように、この番組の“売り、視点”は討論の迷路と錯綜っぷりが興味深いわけで。

 最初は沖縄のヘリ落下を元に、日米地位協定や同盟と基地問題について。これさえも田原のダミーだろう。淡々とした入り見ても最初は事実確認と各人の立ち位置、そしてコンディション(!)を田原総一郎は見極めてるのだろう。

 糸数慶子さん。いつもはこういう女性政治家はダシに使われること多い。当然今回も導入役だったが、自然なしゃべり、事実を述べて良い感じ。中々頑張ってる。中林美恵子さん。チラ映りだが、ひょっとして美人さん?こういう人が“壊れる”とこ見たいなあ(笑)。そういうのやってこその“朝生”でしょ。

 姜尚中さんの理路整然とした突っ込みで岡崎久彦さんと少しバトルあったが、資料自体は多い議題なんで皆さん“はみ出ない”なあ。武見敬三さん、ツライねえ(笑)。基地問題が政治決断、ってな流れになると、どうしても政府筋の人間に話振らざるをえないから。

 おっ、午前3時回って、議論が同じところ回りだした、いいぞう。姜尚中vs岡崎久彦武見敬三の構図、でも姜尚中の言うことは正論だが、具体性に欠けるという空気感を皆さん出してる。田岡俊次さんの『軍事知識による混ぜっ返し』がアクセント(笑)。ヒゲの外交の専門家の人(教授?)は、田岡さんの“枝の話”や姜さんの“青い”意見に苦笑い。外交見地から見れば具体性や計画性の無い馬鹿くさい議論なのだろうが。