笑いの金メダルはどうなのか

 早くも。組み合わせの細かいのは失念したが、スピードワゴンの居るブロックがネタ系で、スピワゴの勝ち抜け濃厚。一方のブロックは“濃いキャラ勝負系”。いや、その試みは理解するけど。でも結果論として、“スピードワゴンに金メダル取らせる為の放送”となった気がしないでもない。

 結局は、番組自体のスタンスが未だ決まっていないのだろう。手探り状態感。サップキャラはすでに形骸化してるし(笑)。M-1へのリンクというのもあるのかどうかアヤしいし。発掘系第一人者番組を目指すのか、先週のつぶやきのように、『発掘、と言っても練り上げたモノを提供する』往年の花王名人劇場を目指すのかはっきりしない。同日TBSで午後7時〜9時の『お笑いネタの大辞典』や、各バラエティのワンコーナー(とんねるず、ナイナイ、アッコにおまかせ等)で、発掘系をメイン所で扱うようになってきている現状。エンタの神様はその老舗、にすでになるのだろうが。そういう意味で『笑いの金メダル』は位置付けを“しっかり”しないと午後9時台ではツライことになる可能性を残す。


 (追記)
 根本的問題として、予選が6本に決勝が2本。計8本をやる為、『本格漫才や本格コント』をやる時間としては足りない(1時間番組)。出場者の“以前どこかで見たネタ”は全て短縮や尻切れトンボになっていた。瞬発力あるもの有利、インパクト勝負、ボロの出やすい芸人は逆に有利、重ね系は不利、か。名人劇場や特撰お笑い番組になりえない。でも、番組のシステムなので仕方無い部分か。それなら、ソレ向きの芸人を揃えて特化するべきか。でもこれに向いてるのって、“消費系”だからなあ。そこが番組自体の寿命を“心配”するわけで。