僕が仮面ライダー剣(ブレイド)を、受け入れられない理由をようやく気づく

 ちょっと長くなる。日常会話からこぼれ出た話だから。ちなみに剣(ブレイド)は最近見てない。その理由です。

 昔懐かし話をしてて、気づかされた。


 『そういや昔、キカイダーってあったなあ。仮面ライダーとかもあったし。』
 「でも俺は仮面ライダーとかキカイダーってあんまし好きじゃなかった、というか怖かった。」
 『何で?』
 「だってキカイダーって脳とか体の一部が透けてるし、仮面ライダーも1号とかって姿も話もグロいし。」
 『そりゃあ、キカイダーは確か改造中に逃げたんじゃなかったか。それで未完成。仮面ライダー1号もショッカーから逃亡者。そういやサイボーグ009も悪の組織にムリヤリ改造させられたのを逃げたよなあ。』
 「ん?ひょっとして全部石ノ森先生のじゃない(笑)、漫画詳しくないからよく知らないけど、多分そうでは。」
 『確かに同じ系列の話で……あーそうだ。改造人間&戦闘人間としては“不完全”な主人公達なんだ。そういうヤツラがドンドンレベルアップする敵に対していかに戦うか。それが魅力だし。』


 『確か009の単行本であった、新型のサイボーグが手や全身から熱線出すの自慢して、「君はどんな能力あるんだい?」って聞くシーン。新型野郎は何も嫌味で言ってないんだよ。当然、自分と互角の特殊能力あると思って、純粋に知的興味で009に質問してる。そうすっと、009が答えるわけだ、「加速装置と…あとは勇気だけだ!」って。』
 


 『!!!あ、今更気づいたわ。ブレイドはその名の通り、剣で戦うわけだ(最近ご無沙汰なんで、設定変わってたらスマン)。最初の数話見て見る気無くした一因には、それもあったわ。やはり“仮面ライダー”と冠付くからには“基本は素手で、何かから逃げてる”だわ。』


 『たまたま見てただけだったけど、前作の仮面ライダー555ファイズ)にハマった理由ってそこだなあ。巨大組織と戦う主人公、カイザやデルタ等サブキャラは剣や銃メインでファイズも剣使うけどあくまで補助。基本とシメは“ライダーキック&格闘”だし。』