ハッスル・マニア 2005
気になっていて、今更であるが、初見である。レイザーラモンHGファンの人は見とくべきかと。
http://www.gyao.jp/ (GyaO)で1/15まで見れます。
今回に限らず、和泉元彌(空中元彌チョップ、笑)とかHG参戦とかの話題から、『色物扱い』を受ける“ハッスルさん”であるが。
期待以上の出来栄えであった。
おそらく、“ハッスルさん”とかWWEとかを見ないで、『やらせ』とか『何で素人がプロレス…』とか言っちゃう人は、ダメでしょうな。そゆ人達は、『楽しめない人』ですよ。一度ちゃんと見てほしい。
面白いでしょ。
マニアックに見てもいいようになってるし。前述の和泉元彌の試合でも、ちゃんと対戦相手は考えてある。相手は鈴木健想で『エンタメプロレスの玄人』である。
セコンドである健想の嫁さんの目つぶしが鈴木健想に誤爆→健想・元彌・嫁が対角線上に並ぶ→『俺はここだ!』と元彌が叫ぶ→目が見えない健想のラリアット→元彌避ける→ラリアットが嫁に誤爆、の一連の流れは、本場のWWEを見てるようでした。
レイザーラモンHGの試合でも、こういうエンタメプロレスを見慣れてない人には不思議かもしれない。『何でインリンの関節技をプロレスの玄人が外せないの?』とか。
説明しよう!(笑)ハッスルの表題にもなっている『ファイティング・オペラ』。つまりは“別世界”なんである。鍛え抜かれた拳やキックよりも強いものが存在する架空社会であるということを理解する必要がある。
要は、インリンのM字開脚>>>チャンピオンベルト>>ゴング>>椅子>>選手固有の必殺技>竹刀≧鉄パイプ>…でやっと普通のパンチぐらいなのだ。そこら辺は見る側の“知識”も必要である。
これだけ言っても、『そりゃ、おかしいのと違う?』って頭のカタイ人は言ってしまうかもだが、これは最低限覚えておく“ルール”ですね。野球見るなら、三振とホームラン、加えてもアウト・ストライク・9回までやるとかは知ってるでしょ?サッカー見るなら、オフサイドがあることを知ってる(規定の詳細は知らんでも)し、ゴールに入ったら1点っていうのは判るでしょ?
ここら辺の“呼吸”が解ればスゲー楽しめますね。
本音言うと、今回のハッスル・マニア見るまでは、『どうせWWEの亜流でしょ。』と僕も思ってましたが、本場のエンタメプロレスをインスパイア(笑)しつつも、日本流の要素に溢れる造りで楽しめました。やや“シナリオの造りが甘く”演者のアドリブに頼りがちなのと、レスリングの人材不足気味が気になりますけど、十分に及第点でお金の取れる興行だと思います。
再度。http://www.gyao.jp/ (GyaO)で1/15まで見れます。
追記:
忘れてた。『ムチは体の一部。』…これは歴史に残すべき名言ですね。