唯一のいいところ 堀尾正明

 NHKの朝ニュース。アテネ五輪速報コーナー。
 僕も批判めいたこと書いている。『うかれすぎ。』、『メダル触りすぎ。』、『基本的に上から目線で失礼。』、『予定稿を無理に選手に言わそうとする。』などなど。

 『冒頭のギリシャ語?での挨拶。あれが軽薄で嫌。』という話も聞く。僕も最初は『何じゃアリャ。』とは思った。だがここ数日の堀尾ウォッチ(笑)で気づいたのが、『カリメーラ』と『シンハリティリア』は覚えたということ(これが発音として正しいかは置く)。このような機会が無ければギリシャの言葉なんて一生用事無いもの。『めるしー』や『ぐらしあす』は知ってても、こりゃ知らんかった。

 せっかくの五輪、しかもアテネ。この前BSで放送してた競技で、主旨は今イチ判らんかったが『ガーラ』というエキシビジョン的なものやっていた(主に各種体操競技のミックスで幻想的なイベント)。体操などはタイムやメダルの数だけではない魅力や魅せる競技も多いことから、こういう文化交流的イベントは歓迎。

 そういう視点では堀尾の現地語での浮かれ挨拶連発も、全く意味の無いことではないだろう。誤用かもしれんが、『継続は力なり』で。


 ただもう少し自然な感じで言うとか、語源エピソードとかも欲しいところ。挨拶の言葉の意味も開幕時にチラッと言っただけなんだろう。フォローしたの見たことないし、今日なんか東京のスタジオ側が『今日もギリシャの言葉で挨拶してみましょう。ギリシャの堀尾さん、カリメーラ。』と東京任せだし。

 今日は生スタジオゲストは無し(水泳女子200m背泳ぎ銅メダル、中村礼子さんの録画インタビューあり。)。心なしか堀尾も元気ない。ガンバレ!堀尾。お前の“はみ出した負のパワー”を楽しみにしてる(違)人間も、ここに居るんだぞ。