新聞紙 昭和40年代

 押入れを整理してたら、昭和40年代前半の新聞紙が出てきた。荷物を包んでいた切れ端とかではなく、一紙が丸々で二、三年おきで数紙あった。

 政治・経済やマスコミの専門家であるならば、当時の各紙読んで社会情勢など読み取れるのだろうが、そんなん僕には無理です。一応“読む努力”してみるが、汚職、公害、事件、生活情報。それらは現代と何ら変わることがなく、どちらかと言えば拍子抜けだった。


 とにかく文字が小さいのと僕の知性が足りないので、広告中心に列記してみる。

 ・紙面数。スポーツ新聞が10面、一般紙が16面しか無い。文字の大きさが小さい。広告も当然少ない。
 ・宇津井健の『サントリー:レッド』の広告がいい雰囲気で、格好いい。
 ・ストーブ、洗濯機、掃除機などの生活用品が広告出てることに時代を感じる。
 ・ナショナルが全室冷暖房の広告を出している。勿論値段はビックリするほど高いのだが、“フラッグ”として考えていたり、住宅事業展開を視野に入れてのことだろう。
 ・『カラーテレビはコロムビア』の一面広告は、確かに時代を感じる。
 ・テレビ欄。カラー放送には『カラー』の但し書きがある。個々の番組を上げるとキリがないが、総じて時代劇強しの構成。キックボクシングが午後8時放送。小川宏ショーとピンポンパンがあった。
 ・広告やテレビ欄の写真見ると、主役クラスの方のメイク・ファッション・人相は『トンがってる』感じで、現代ならミュージシャンや十代アイドル系の雰囲気。その隣で写っている脇役の方がナチュラルな美しさ・姿の美しさがある。